今に生きる江戸時代~鵜の木の古民家

鵜の木にある江戸時代に建築され代々を務めた家が解体を前に、2月4日一般公開されました。立派な門をくぐると、広々とした庭をした風格のある建物があり、とても東京とは思えない、まるでタイムトリップしたようです。

中に入ると太い天井のの奥にが覗いています。奥のは、長崎・大村藩のの休憩所だったそうで、背の高い門は、大名の一行が馬に乗ったまま出入りできるためのようです。

古民家の全景
 
玄関から中を覗く

関東大震災からも生き残ったな優れた建築技術、地域固有の歴史や文化を伝える建物は、子どもたちに伝える貴重な地域の宝です。

しかし、古民家に暮らすことは、管理費や土地や大きなお屋敷であれば固定資産税や相続税も大きく、個人での維持は困難です。茅葺屋根の茅の葺き替えに、1000万円かかると聞いたことがあります。高額の税や維持管理のため子どもに継がせることを断念するなど、多くの貴重な歴史的な建造物は失われていきます。一度失われたものは取り返すことができません。

保存の一つの可能性として東京都の「特別緑地保全地区制度」があります。条件が整えば、管理は自治体、相続税が最大8割、固定資産税・都市計画税が最大5割の減免、また自治体の買い入れの可能性もある仕組みです。もし歴史的建造物を含む緑地がこの地区に指定されれば、所有者の負担を軽減しながら、歴史的建造物の維持保存にも活用できる制度なので、制度の周知が求められます。尚、掲載の写真の著作権は「暮らしと家の研究所写真部」に帰属します。

(大田遺産の会/北澤潤子)

城南タイムスWEB編集部

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