被災地にネコのシェルターを求む ネコ好きの支援者~命の救済に取り組む西馬込の女医さん

東日本大震災の被災地で、「家族」を失ったイヌやネコの小動物の命の救済に取り組む人たちが、さらに活動の場を広げ、シェルターを作り、被災者との交流や体験談を残すための資料館作りを目指している。

運動の中心になっているのは、「未来といのち」と名付けたグループ(NPO)の代表、小西由美子さん。小西さんは大田区で皮膚科医院を営み、仕事の合間に福島の被災地にでかけ、協力者の支援を得て、いまシェルターや現地で100匹近くにふくれあがったネコの世話をしている。自身の住まい部分にも40匹がいる。

命の尊さを訴える小西医師
命の尊さを訴える小西医師
自宅で約40匹を飼う
自宅で約40匹を飼う

悲惨な姿にあ然

原発事故で人が住めなくなった実情はたくさん報じられるが、イヌやネコ達はどうなんだ、と思うようになったのがきっかけ。2011年3月から、初めて福島県浪江・双葉・大熊・富岡・楢葉町、飯館村・葛尾村などを訪れ、置き去りにされたペットや家畜の姿を目にした。あまりにも理不尽。何もしないよりは、何かを残してあげたい。そんな思いから小西さんの被災地通いが始まった。

診察終え、新幹線に

土曜の午前中の診察を終えて新幹線や車を乗りつぎ、被災地通いは300回を超えた。そのたびに路上を彷徨う動物達を連れ帰ったりして、都内にある3か所のシェルターに収容。保護だけでなく、給餌場設営と監視カメラでの観察、避妊手術、健康管理などもしている。

しかし、口コミで寄付を募るだけでは活動資金が賄いきれない。もっと、幅を広げていきたい。

いま考えているのは、現地で家を買い取り、ここにシェルターを作り、ネコたちとの触れ合いの場にすることだ。「被災地ネコカフェ」ともいえ、東京方面からのネコ好きの支援を受けられないかと願っている。里親探しも課題だ。

里親探しや資料館も

そして、いままでの活動で知り合いになった地元の方達から、3・11体験を聞き取り、その結果を残す資料館も併設しようと考えている。各地から来客があれば、たとえば、飲み物が売れる、うどんのような軽食の店。小さいながら、そこに雇用が生まれ、地域は活気がでてくると小西さんは思うのだ。

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城南タイムスWEB編集部

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