【USA通信15】長女の高校で爆弾騒ぎ その犯人は・・

今年のバレンタインデーに起こったフロリダ州の高校での銃乱射事件。17人が死亡。犯人は退学処分にされていた同校の元男子生徒(17歳)だった。

実は長女の通う公立高校で2016年暮れに爆弾騒ぎがあった。朝、生徒がトイレで爆破予告ととれるメモ書きを見つける。学校から通報を受けた警察は、生徒と教員全員を速やかに隣の中学校に避難させた後、警察犬で学校内を捜索。全生徒の持ち物も点検された。生徒は隣の中学校でひたすら待機。午後2時にようやく安全宣言が出され、爆破予告はウソであったことが確認された。親には、朝10時に、その後計7通、メールと電話で情報が届いていた。長女によると、現場は混乱を極めていたと言う。校舎の外に出る避難訓練はしていたが、中学校に移動するのは初めて。長女は携帯電話を持つ暇もなく、上着もなしでマイナス10度近い極寒のなか隣の中学に徒歩移動。ランチを食べることもできなかったという。

警察犬を使った調査
警察犬を使った調査

ただ、この話には思いも寄らぬ結末があった。爆破予告を書いた犯人が特定され、それが、長女の同級生、我が家のすぐそばの、私もよく知っている白人の女の子だったのだ。彼女のお母さんのこともよく知っている。私が次女を出産した日に手作りのスープをもって訪ねてきてくれた人。そんなことをしてくれたのは、あのお母さんだけだった…。

新聞ざたにもなったこの爆弾騒ぎ。当然、彼女は高校を退学処分、警察は捜索にかかった費用を親に提示したという。イタズラとはいえ、なぜあの子がこんなことを。私は他人事と思えず、涙をこらえることができなかった。

未成年の未熟な心が考えられない事件を引き起こす。銃乱射の犯人と長女の友人を同列には語れないが、彼らの心中に私は思いをはせる。せめて目の前に銃さえなかったら、17人もの尊い命が奪われることはなかっただろう。

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城南タイムスWEB編集部

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